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著 作

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3月20日、4月下旬の暖かさという日、竹内、岡田、西邑の3人で山科の石井麻子さんのアトリエAngeをお訪ねしました。アプローチや庭もさることながらお部屋には石井さんのニット作品やその材料となる色とりどりの毛糸も並べられ素敵な雰囲気です。30年間のお店時代に手描き案内を作っていらして、それが楽しみでニットファンが増えていったのでしょう。海外にもよく出かけられ、それもまた作品作りに生かされています。彼女のご本を2冊支部に頂きましたので皆で回覧しましょう。店を閉めアトリエと教室に変えてからも10年。70人の生徒さんの東京と京都の教室を往復しながら、東日本大震災の追悼作品作りも続けていらっしゃいます。お茶に頂いた地元のお店の蕨餅がとても美味でした!

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~芭蕉の世界を友禅で描く~田中紅兆さんの展示講習会に参加したのは琳派400年の時だったでしょうか? 国際交流会館の一室に飾られた着物に描かれた芭蕉の世界、その美意識に感銘を受け、京都には素晴らしい先輩がいるんだと、嬉しくなったことを今でも覚えています。毎日新聞社から出版の田中さんのご著書(写真)の巻末には、社/日本染織作家協会理事長の五代田畑喜八さんの言葉があります。~自分の心を出来るだけ「無」に近い状態に保つ事によって、自然本来の美しさ、すばらしさが見えてくる。そこからは視野に入っている部分にとどまらず、無限の世界への広がりを見せる。それは自然をこよなく愛する者でなければ到達し得ない世界でもあろう~ 皆様もご覧になって頂きたい本です。

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4月20日、鎌野さんに案内をお願いし、京田辺の田代和子さん宅へ伺いました。ご自宅の二階は広いアトリエが2つ、その一つにはお弟子さんが油絵の制作に励んでいました。奥の広いアトリエには沢山の絵が立てかけられ、そのうちのいくつかが写真の作品です。田代さんは芸術系で初めての成安学園の先生を長年勤めていらっしゃいました大村コレクション展の折は立派な会場でと、京都文化博物館4Fの1フロアの会場費にと80万円もご寄付頂き、その後の京都、奈良、滋賀支部合同展示会の折も10万の会場費補助を頂き、支部にとっては大恩人です。95才というご高齢にも関わらず、昨年も東京の展示会に車椅子でご参加で現役でお元気に活躍されています。

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研修旅行「瀬戸内国際芸術祭2016」で大変お世話になった鎌野幸子さんは昨年末、7回目のインドの旅へ出かけ、またご自身の本「回帰舟」を出版されました。そしてまた、西方浄土ーはるかなる巡礼の旅ーの、本を作る上での最後の章をまとめるための旅とのことです。~インドは、10回行って、少し解るーと言われます。解ら無くとも、もう私には時間がありません。凝縮されたものに、挑戦します。このあたりで終わりとして、これから仕上げに入ります~ 写真は支部に頂いたご本で、戦争体験から話が始まり、文もとてもお上手で、惹きつけられて1日にして読み終えてしまいました。

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スケッチ画「西方浄土」ご希望の方は「謹呈」で直送させていただきます、とのお言葉です。ご希望の方は鎌野さんへ直接ご連絡ください。

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